物流不動産大手の日本GLP(東京)は7日、熊本県菊池市に物流施設を開発すると発表した。台湾積体電路製造(TSMC)の子会社JASMをはじめ、半導体関連企業が集まる工業団地の近隣に施設を設け、増大する製品の保管需要などに対応する。7月に着工し、2026年8月末の完成を予定している。
施設は地上2階建てで、延べ床面積は約1万8千平方メートル。熊本空港や高速道路のインターチェンジから約12〜15キロの距離にあり、九州全域に配送しやすい。空調設備を備え、温度管理が必要な精密機械に対応できるという。日本GLPは既に、熊本県大津町でも施設の建設を進めている。