JR東日本は8日、東北新幹線で3月、はやぶさ・こまち21号の連結が外れたトラブルで、当該車両のE6系こまちを今月9日以降、営業運転に投入すると明らかにした。装置の交換や、車両を連結した上での高速走行試験で安全性を確認したとしている。喜勢陽一社長は記者会見で「運輸安全委員会の調査に引き続き協力をするとともに、当社としても原因究明に取り組む」と述べた。

 トラブルは3月6日、上野―大宮間で発生した。国土交通省は重大インシデントに認定し、安全委が原因調査に当たっている。

 JR東は、こまちの連結器が分離する動作を繰り返す状態が確認され、電気系統の不具合があったとみている。