日産自動車は9日、電気自動車(EV)用電池の工場を北九州市に新設する計画を断念したと発表した。同社幹部が福岡県の服部誠太郎知事らと県庁で面会後、明らかにした。同社幹部は記者団に「経営を安定させるためには、今回の投資は見送らざるを得ない。物価上昇を踏まえた」などと説明した。4月末の経営会議で最終決定したという。
工場は、従来より低コストな「リン酸鉄リチウムイオン電池」を量産する計画で、2028年度の稼働を目指していた。
日産は25年3月期の業績予想を大幅下方修正していた。
日産自動車は9日、電気自動車(EV)用電池の工場を北九州市に新設する計画を断念したと発表した。同社幹部が福岡県の服部誠太郎知事らと県庁で面会後、明らかにした。同社幹部は記者団に「経営を安定させるためには、今回の投資は見送らざるを得ない。物価上昇を踏まえた」などと説明した。4月末の経営会議で最終決定したという。
工場は、従来より低コストな「リン酸鉄リチウムイオン電池」を量産する計画で、2028年度の稼働を目指していた。
日産は25年3月期の業績予想を大幅下方修正していた。