群馬県沼田市の老神温泉を練り歩く全長約108メートルの大蛇みこし。今年のえと「巳」に合わせて12年ぶりに披露された=9日午後

 群馬県沼田市の老神温泉で9日、地元の守り神に感謝する「大蛇まつり」があった。2013年に「最も長いお祭り用の蛇」としてギネス世界記録に認定された全長約108メートルの大蛇みこしが、今年のえと「巳」に合わせて12年ぶりに披露された。開催は10日まで。

 午後3時20分ごろ、地元の中学、高校生ら約300人がみこしを担いで赤城神社を出発。「わっしょい、わっしょい」と声を出しながら旅館街を練り歩いた。

 大蛇みこしは01年に完成。傷んだ部分の修繕のため、今年3〜4月にクラウドファンディングで支援を募り、約100万円が集まった。

 大蛇まつりは今年で61回目。