1回、フェルナンド・マルティネス(右)を攻める井岡一翔=大田区総合体育館

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチは11日、東京・大田区総合体育館で行われ、前王者で挑戦者の井岡一翔(志成)はチャンピオンのフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に0―3で判定負けし、王座復帰はならなかった。

 序盤から手数で劣勢だった井岡は10回にダウンを奪ったが、粘る相手を仕留められなかった。

 井岡が敗れて王座を失った昨年7月以来の顔合わせ。一度は同12月に再戦が組まれたが、マルティネスのインフルエンザ感染で中止となった。

 36歳1カ月の井岡は長谷川穂積の35歳9カ月を上回る、日本男子の最年長世界王座奪取記録の更新はならなかった。