【ロンドン共同】英北部スコットランドの議会は13日、終末期患者に安楽死の選択権を与える法案の1回目の採決を行い、賛成多数で可決した。英メディアが報じた。年内にも行われる最終採決で可決されれば成立が決まる。

 英下院ではイングランドとウェールズを対象とする安楽死法案の審議が進んでおり、国内は安楽死を認める流れに傾きつつある。

 スコットランドの法案では、患者が安楽死を望む場合、終末期に入っており判断能力があることを医師2人が診断する必要がある。安楽死の対象は16歳以上から18歳以上への修正を検討する。

 スコットランドでは同様の法案が2010年と15年、1回目の採決でいずれも否決された。