淀川の船着き場を出発する、朝鮮通信使のルートをたどる「川御座船クルーズ」の川船=14日午前、大阪市淀川区

 朝鮮王朝が日本に送った外交使節「朝鮮通信使」が大阪から京都へ淀川を移動したルートをたどる「川御座船クルーズ」が14日、開かれた。大阪・関西万博に合わせた淀川沿いのにぎわい創出の一環として、船を上げ下げする「閘門」と呼ばれる設備が整備され、上下流を行き来できるようになり実現した。

 朝鮮通信使は当時、木造船で朝鮮半島を出発し、大阪に到達。川御座船と呼ばれる川船に乗り換え、京都に向かっていた。

 午前9時ごろ、「万博記念・朝鮮通信使クルーズ」の垂れ幕を掲げた川船に日韓の関係者らが乗り、大阪市を出発。淀川を上り、夕方に京都市に到着した。