埼玉県三郷市の市道で小学生の列に車が衝突し、男児4人が重軽傷を負った事件で、県警は18日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、運転していた中国籍の解体工トウ洪鵬容疑者(42)=同市=を逮捕した。県警によると「ぶつかったことに間違いはないが、相手が大丈夫と言ったのでその場から離れただけだ」と容疑を一部否認している。
トウ容疑者は発生から4日後の同日午前8時半ごろ、女性に付き添われて三郷市の県警吉川署へ出頭した。車の名義人はトウ容疑者で、日本で有効な免許証を持っていたという。
県警は、同乗していたとみられる外国籍の男性にも任意で事情を聴いており、引き続き捜査する。
逮捕容疑は14日午後4時5分ごろ、三郷市中央5丁目の路上で、いずれも小学6年で11歳の男児4人に車で衝突したのに、救護せず逃げ、右足甲の剥離骨折などのけがを負わせた疑い。
県警は15日、市内の住宅の駐車場で、逃走したスポーツタイプ多目的車を押収。住宅には複数の外国籍男性が住んでおり、事情を聴いていた。