トランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【リヤド共同】トランプ米大統領は15日、中東3カ国歴訪後の行き先について「恐らくワシントンに帰るが、不明だ」と述べ、トルコ・イスタンブールで開かれるロシアとウクライナの直接交渉に参加する可能性に含みを残した。最後の訪問国アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで語った。歴訪は16日まで。

 トランプ氏はこれに先立ち、直接交渉について「私と(ロシアの)プーチン大統領が一緒に参加するまでは何も起きないだろう」と述べ、高官級の交渉では進展は困難との見方を示していた。

 トランプ氏は13〜16日の日程でサウジアラビア、カタール、UAEを歴訪。出発前の12日の記者会見で「役立つと判断すれば飛んでいく」と述べ、自らがイスタンブールで仲介する可能性に言及していた。