水野素子参院議員

 立憲民主党の水野素子参院議員(55)=神奈川選挙区=は、夏の参院選に同選挙区(改選数4)から立候補しない意向を固め、周辺へ伝えた。今週発売の週刊文春が、水野氏による元秘書らへのパワハラ疑惑を報じていた。関係者が16日明らかにした。水野氏の不出馬に伴い、立民は4選を期す現職牧山弘恵氏(60)へ一本化する見込み。

 関係者によると、水野氏から、週刊誌報道後に党本部側の説得を受け、立候補断念に至ったとの説明があったという。

 立民は1月、党本部の主導で牧山、水野両氏の公認を内定。共倒れのリスクがあるため、県連内に2人擁立方針に反対論が強まっていた。