米カリフォルニア州のウォルマートの店舗(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米小売り大手ウォルマートは15日、トランプ米政権の関税の影響で5月下旬から商品を値上げする方針を明らかにした。CNBCテレビが伝えた。仕入れコストが上昇しているための対応とみられ、今後も幅広い業界で同様の動きが広がる可能性がある。

 ウォルマートのジョン・レイニー最高財務責任者(CFO)がCNBCのインタビューで「今回のように急激かつ大規模な価格上昇は前例がない」と述べ、5月下旬から販売価格を引き上げる考えを示した。6月にはさらに値上げが拡大する可能性が高いとしている。

 ウォルマートによると、バナナやアボカド、おもちゃなどが影響を受けているとしている。