鳥取県選挙管理委員会は16日告示の県議補欠選挙で、他候補の当選を目的とする「2馬力」選挙運動の防止策を初めて導入した。立候補届け出の際に「自らの当選を目的として候補者になる」旨の宣誓書提出を要求。出馬した新人、元職計4人はいずれも提出したと記者団に回答した。選管は全員の届け出を受理した。
宣誓書提出を拒んだ場合、受理しない可能性もあり得るとしていた。選管は選挙の公平性を担保するためとして、提出の有無は明らかにしていない。ある候補者は宣誓書導入について、取材に「『2馬力選挙はしてはいけない』という周知になる」と語った。
県選管事務局長は「できるところから取り組みたい」と述べた。