将棋の第８３期名人戦第４局を終え対局を振り返る、勝利した永瀬拓矢九段（左）と敗れた藤井聡太名人＝１８日夜、大分県宇佐市
将棋の第８３期名人戦７番勝負第４局は１７、１８の両日、大分県宇佐市で指され、千日手指し直しの末、挑戦者で先手の永瀬拓矢九段（３２）が１４１手で藤井聡太名人（２２）＝竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖との七冠＝を破ってシリーズ初勝利を挙げ、対戦成績を１勝３敗とした。
永瀬九段は後がない状況は変わらないが、名人初挑戦での奪取を目指す。初黒星の藤井名人は３連覇が懸かる。第５局は２９、３０日に茨城県古河市で行われる。
名人戦７番勝負は２日制で、持ち時間は各９時間。先に４勝した方が名人を獲得する。
