他人のクレジットカード情報を使い、オンラインゲームで利用できる通貨を不正に購入した疑いでベトナム国籍の男が追送検された事件で、警視庁サイバー犯罪対策課が1月、容疑者の自宅からSIMカード約1200枚を押収していたことが19日、同課への取材で分かった。
同課によると、不正入手したクレジットカード情報をSIMカードにひも付け、商品の代金と携帯電話料金を一括して支払う「キャリア決済」で購入を繰り返していたとみられる。キャリア決済は代金が後日にまとめてカード所有者に請求されるため、発覚を遅らせる狙いだったとみて調べている。