スーパー店頭のコメ販売価格の推移

 農林水産省は19日、全国のスーパーで5〜11日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週に比べ54円高い4268円だったと発表した。前週は18週ぶりに値下がりに転じたが下落傾向は続かず、過去最高値を再び更新した。前年同期と比べると、2倍程度の高値が続いている。

 農水省は備蓄米放出の効果を消費者に示すため、今回からコメ全体の販売価格に加え、ブレンド米と銘柄米の全体に占める比率や、販売価格の公表も始めた。備蓄米の多くが、複数銘柄を交ぜたブレンド米として出荷されているためだ。

 5〜11日に販売されたブレンド米の5キロ当たりの平均価格は3895円(前週比54円上昇)で、銘柄米は4434円(同36円上昇)。全体に占める比率はブレンド米が31%(前週比2ポイント減)、銘柄米が69%(同2ポイント増)だった。

 農水省は全国のスーパー約千店舗の販売データを2022年3月以降で集計し、24年夏から毎週公表している。