元交際相手からのストーカー被害を訴えていた川崎市の岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件を受け、警察庁の楠芳伸長官は20日、ストーカー事案などに対応する生活安全部長らを集めた全国会議で「重大な事案への発展を防ぐことができず、警察庁としても重く受け止めている」と述べ、被害者の安全確保の徹底を改めて求めた。

 一連の対応を巡り、神奈川県警は検証チームを設置。岡崎さんが行方不明となるまでの相談対応や、岡崎さんの遺体を遺棄したとして今月3日に死体遺棄容疑で元交際相手白井秀征容疑者(27)を逮捕するまでの経緯について調べ、検証結果を取りまとめる方針。