北海道小樽市議会が市職員を対象に市議によるハラスメントについて調査を行い、2割がパワハラやモラハラを受けたことがあると回答したことが20日、議会への取材で分かった。議会は個人が特定されないよう詳しい結果を非公表とし、防止策を検討する。

 匿名のウェブアンケートで3月に実施。課長職以上の管理職194人が対象で、152人が回答。被害を受けたと答えたのは33人で、内容別ではパワハラが22人、モラハラが12人だった。セクハラはいなかった。被害には引退した元市議から過去に受けたものも含まれている。

 「政党機関紙を購読しなければ議会で質問するとプレッシャーをかけられた」という内容の回答も複数あった。