20日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比72銭円高ドル安の1ドル=144円12〜14銭。ユーロは28銭円高ユーロ安の1ユーロ=162円50〜54銭。

 朝方は輸入企業によるドル買いの需要や、米大手格付け会社の米国の信用格付け引き下げに伴う警戒感が和らいだことで、円売りドル買いが先行。その後は長期金利の上昇を受けて、円を買う動きが優勢だった。

 市場では「加藤勝信財務相とベセント米財務長官の会談が実現した際の結果を見極めるため、様子見ムードだ」(外為ブローカー)との声があった。