陸上男子100メートルパリ五輪代表のサニブラウン・ハキーム(東レ)が20日、拠点とする米国への出発前に羽田空港で取材に応じ、18日のセイコー・ゴールデングランプリの100メートル決勝を棄権した理由を「左太もも裏の違和感」と明らかにした上で「コンディションを戻し、次の大会に向けてしっかり準備していく」と表情を引き締めた。
6月6日のダイヤモンドリーグ第5戦(ローマ)に出場予定。欧州での大会などに出て、7月の日本選手権へ復調を図る。9月の世界選手権東京大会の代表入りが懸かる重要な一戦となるが「位置付け的には通過点」と自信をのぞかせた。