1カ月後に投開票される東京都議選や夏の参院選を前に、女性議員を増やす活動を行う「クオータ制を推進する会」が22日、国会内で集会を開いた。各党の女性候補擁立状況を点検。参加者は「男女同数議会の実現を」と訴えた。
選挙の候補者数の男女均等を目指す「政治分野の男女共同参画推進法」の施行から23日で7年。超党派議員連盟の野田聖子会長(自民党)は、「法律ができたことで、わが党でも女性候補者比率の目標を掲げることができるようになった」と意義を述べた。
集会であった対談で、ジェンダー平等に取り組む団体「GENCOURAGE」の桜井彩乃さん(30)は、「法律ができた時は大学生だった。私が社会に出るころには女性がもっと増えているかと思っていた。後回しにしないでほしい」と求めた。
立憲民主党、国民民主党などの野党議員も出席。主催側の質問に応じ、各党内での女性議員を増やすための取り組みや選挙での女性候補擁立状況などを説明。都議選については、現状で共産は約7割、日本維新の会は「6人中1人」などとした。