大阪府守口市が昨年10月、ドメスティックバイオレンス(DV)被害を受け支援措置対象である人の住所を誤って加害者側に漏えいしていたことが23日、市への取材で分かった。市は被害者に謝罪し、新たな加害行為は聞いていないとしている。

 市総合窓口課によると昨年10月、弁護士らが請求者となる「職務上請求」があり、被害者の住所が載った住民票の写しを請求者に郵送した。

 同12月に被害者から「なぜ相手方が現住所を知っているのか」と問い合わせがあったことから漏えいが発覚した。

 担当者は、保護のために証明書の交付を制限している支援措置対象者の住民票だと気づいたが、正当な理由があると誤認した。