衆院法務委員会は23日の理事懇談会で、選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正案の扱いなどを協議した。28日の委員会で法案の審議入りを求める意見もあったが、国民民主党が来週にも独自法案の提出を予定している状況を踏まえ、結論に至らなかった。委員会開催と一般質疑の実施は合意に達し、法案の趣旨説明をするかどうかなどを引き続き調整する。
今国会では、立憲民主党が別姓導入の法案を、日本維新の会が旧姓の通称使用を法定化する法案を提出している。関係者によると、国民民主は自党の案も含めた3案を一括で審議すべきだとの立場で、立民と維新の2案だけの審議入りに事実上の「待った」をかけている。