京都五花街の一つ、宮川町の歌舞練場の建て替え工事が完了し、新装した建物内部が23日、招待客約400人にお披露目され、芸妓や舞妓による舞いで祝った。一般向けの公演は11月からの予定。引き続き建物内のメンテナンスが必要なためで、それまでは芸舞妓の授業や練習に使う。
大正時代に建てられた旧歌舞練場の老朽化が進み、2022年7月から建て替え工事を進めていた。新歌舞練場は地上3階、地下2階建てで、建築家の隈研吾さんが監修。象徴的な大屋根のデザインなどは継承し、歴史の町並みになじむ外観とした。今年11月以降、芸舞妓の公演だけでなく、シンポジウムなどにも舞台や会議室を貸し出す。