広島市は23日、原爆の日の8月6日に開催する平和記念式典の開催概要を発表し、世界196カ国・地域と欧州連合(EU)に送付した開催を案内する通知文の内容を明らかにした。世界平和の実現は「核兵器をなくすこと以外に根本的な解決は見いだせないと強く認識してもらうことが重要だ」と強調している。

 市は23日に通知文を発送。日英の2カ国語で作成し、被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という「ヒロシマの心」を世界中の人々に理解してほしいとし、こうした式典の趣旨を理解した上で申し込むよう求めた。

 当初は送付予定になかった台湾も対象にしている。