【ニューヨーク共同】米国を代表する歌手、ビリー・ジョエルさん(76)は23日、脳脊髄液が過剰にとどまり、脳を圧迫する「正常圧水頭症」と診断されたことを明らかにした。治療のため、今年から来年にかけて予定されていた米国や英国などでの公演を中止する。
公演を続けてきたことで症状が悪化し、聴力や視力、平衡感覚に問題を引き起こしているという。「ファンの皆さんをがっかりさせてしまい、本当に申し訳ありません。ご理解に感謝します」とする声明を発表した。
正常圧水頭症は、歩行障害や認知障害、排尿障害が典型的な症状。