鳥取県庁

 鳥取県は2日、生成人工知能(AI)を悪用して偽の児童ポルノを作成、提供した場合、5万円以下の過料を徴収するとの条例改正案を決めた。9日開会の議会に提出する予定。

 AIを悪用した偽のみだらな画像は「ディープフェイクポルノ」と呼ばれ、問題となっている。

 改正案では、平井伸治知事は画像の削除を命じることができるとし、従わない場合は過料が最大計10万円となる。作成者の氏名を公表できる規定も盛り込む。

 県は4月、改正青少年健全育成条例を施行し、「生成AIを利用し、青少年の容貌の画像情報を加工して作成した電磁的記録」を規制対象となる児童ポルノに指定した。