【ワルシャワ共同】東欧ポーランドで1日実施された大統領選の決選投票は即日開票の結果、前与党の愛国主義的な保守野党「法と正義(PiS)」が推す反欧州連合(EU)のナブロツキ氏(42)が勝利した。実権を持つ親EUのトゥスク首相と政治的立場が異なり「ねじれ」状態が継続。トゥスク政権は政策実現の困難が深まる見通し。

 対抗馬で、トゥスク氏が率いる中道「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長(53)は僅差で敗れた。選挙管理委員会によると、得票率はナブロツキ氏が50・89%、チャスコフスキ氏が49・11%。