沖縄県で昨年5月、20代女性に性的暴行をしようと負傷させたとして、不同意性交致傷罪に問われた在沖縄米海兵隊の上等兵ジャメル・クレイトン被告(22)の那覇地裁裁判員裁判初公判で、検察側は2日、女性が事件後に「知らない人にレイプされた」「殺されそうになった」と友人に送ったメッセージを証拠として提出した。

 検察側冒頭陳述によると、女性は沖縄市で友人の誕生日会に参加し、複数の店で飲酒。早朝、1人で歩いていた際に声をかけられ、拒否したが家まで送ると言われ付きまとわれたとしている。

 一方、弁護側は2人が出会った後、出くわした被告の友人を含めコンビニで買い物をしたり、駐車場に止めてあった女性の車の中で2人で会話をしたりした様子が、映像に残っていると指摘した。

 起訴状によると、昨年5月26日午前7時10分〜同35分ごろ、読谷村で女性の背後から首を絞め、女性のズボンのボタンを外すなどして性交しようとしたが目的を遂げず、両目などに約2週間のけがをさせたとしている。