大相撲の新横綱大の里が3日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で昇進後初めての稽古を行い、四股やすり足、腰割りなどの基礎運動で汗を流した。3場所連続制覇が懸かる名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)に向けて「横綱ということにとらわれ過ぎず、今までと変わらずにやっていく」と意欲を示した。
24歳の大の里は、年6場所制となった1958年以降初土俵の力士で最速となる初土俵から所要13場所で最高位をつかんだ。稽古場の木札は、大関から横綱の地位に付け替えられた。それでも「基礎、基本を忠実にやって、稽古に精進していきたい」と謙虚に語る。体の感触を確かめるように、一つ一つの動作を丁寧にこなした。