東京都交通局が運行する都営バスの運転手が終点到着後に車内点検を怠り、乗客の20代男性が1時間以上、置き去りにされていたことが3日、同局への取材で分かった。男性の体調に問題はなかった。都営バスでは同様のケースが相次いでおり、4月以降で3件目。
都交通局によると、1日午前10時半ごろ、練馬区の終点に到着した後、40代の男性運転手が後方の座席で酔って寝ていた乗客に気づかないまま、近くの車庫にバスを移動させ降車した。午前11時45分ごろに別の職員が乗客を見つけた。
5月30日にも点検漏れで10歳前後の女児が8分ほど車内に取り残された。