神奈川県警本部=横浜市中区

 海外オンラインカジノで客に賭博をさせたとして、神奈川県警は5日までに、組織犯罪処罰法違反(組織的常習賭博)の疑いで、東京都中央区の会社役員倉田善徳容疑者(42)ら男9人を逮捕、再逮捕した。容疑者らが、カジノ事業者と利用客との間で、賭け金の決済システムを運営する組織の幹部とみて実態解明を進める。

 逮捕、再逮捕容疑は昨年4〜5月、オンラインカジノの決済システム「VIRTUAL PAY」を運営し、カジノサイトの利用客に賭け金を入金させ、スロットなどの賭博をさせた疑い。県警はこの間に、約3600人が約26億3千万円を賭けたとみている。