【ワシントン共同】北朝鮮分析サイト「38ノース」は3日、北東部の咸鏡北道清津の造船所で進水に失敗し横倒しになった5千トン級の駆逐艦が、直立の状態に戻されたとの分析結果を明らかにした。2日撮影の衛星画像で、船尾のヘリコプター離着陸帯のマークが見えるのを確認した。
駆逐艦は先月21日の進水式で横倒しになり、一部始終を目撃した金正恩朝鮮労働党総書記が激怒したと言われている。
38ノースによると、作業は人力で、5月29日の画像では、作業員が岸壁で駆逐艦につないだとみられるロープを引いていた。6月下旬の朝鮮労働党の重要会議、中央委員会総会までの復旧を目指しているとされる。