ルビオ国務長官=2月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ルビオ米国務長官は3日、中国が民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で36年となることを受けて声明を発表し、「中国共産党は事実の隠蔽を図っている」と批判し「世界は決して忘れない」と訴えた。

 ルビオ氏は「共産党は軍を派遣し、民主主義を求めて集まった無防備な市民を弾圧した」と指摘。命を落とした市民の勇気をたたえ、自由や民主主義は「共産党が消すことのできない人類の原則だ」と強調した。

 中国共産党・政府は、事件は「動乱」だったとして、一党支配体制の正当性を主張している。