全国農業協同組合連合会(JA全農)は6日、3月の入札で落札した政府備蓄米約19万9千トンのうち、卸売業者に出荷したのは5日時点で69%(約13万8千トン)だったと発表した。4月入札分の約9万7千トンは7%となり、合計で約49%まで出荷が進んだ。
5月末時点までに出荷した約12万9千トンの地域別の内訳も明らかにした。関東甲信が約4万5千トンと最も多く、近畿が約2万3千トンで続いた。他は北海道が約7千トン、東北が約1万3千トン、東海が約1万3千トン、中四国が約9千トン、九州が約1万2千トンだった。
JA全農が落札した備蓄米は全量分の出荷先が既に決まっており、依頼に応じて出荷時期を決めている。