中国政府公認のチベット仏教指導者、パンチェン・ラマ11世(左)と面会する習近平国家主席(中央)=6日、北京の中南海(新華社=共同)

 【北京共同】中国の習近平国家主席(共産党総書記)は6日、中国政府公認のチベット仏教指導者、パンチェン・ラマ11世と北京で面会した。「祖国統一と民族団結を断固として守ることを望む」と強調し「宗教の中国化」を進めるよう求めた。国営通信新華社が報じた。

 今年はチベット自治区成立60周年に当たり、共産党統治の正統性をアピールする構え。パンチェン・ラマは「習総書記の教えを心に刻み、党の指導をしっかり守る」と応じた。