海上自衛隊岩国航空基地(山口県岩国市)は6日、同基地所属の航空機EP3の部品の一部を紛失したと発表した。紛失したのはアルミ合金製の「リベット」と呼ばれる金属板を接合する部品の一部で、直径約6ミリ、厚さ約1ミリ。飛行中に折れて落下した可能性がある。被害の情報はないという。

 5日には同基地所属の別の航空機でもねじ1本がなくなっており、第81航空隊司令の西野太智1等海佐は「厳格な整備・点検を実施し、不具合の再発防止に努める」とした。

 基地によると、同機は6日午前9時5分ごろに海自那覇航空基地を離陸。高知、愛媛両県上空を経由し、午後5時5分ごろ岩国に到着した。その後の点検で紛失がわかった。