報道陣から贈られた誕生日ケーキを手にする大の里=7日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋
 朝稽古で汗を流す、25歳の誕生日を迎えた大の里(右)=7日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋

 大相撲の第75代横綱に昇進した大の里が7日、25歳の誕生日を迎え「この1年間で番付も大きく上がった。責任ある番付になった。いい1年を過ごすためにも、また頑張っていきたい」と一層の精進を誓った。

 昨年の誕生日は、新小結で初優勝を果たした後だった。優勝回数を4まで伸ばし、2023年夏場所の幕下10枚目格付け出し初土俵から2年余りで最高位をつかんだ。「この1年間は想像していなかった」と率直な思いを語った。

 この日は3場所連続制覇を狙う名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)に向け、四股やすり足、てっぽうで汗を流した後、兄弟子の十両白熊にぶつかり稽古で胸を出した。朝稽古後には、報道陣から贈られた誕生日ケーキをほおばり「うまい」と笑顔を見せた。

 20代後半は横綱の重責と向き合う日々になる。「責任ある行動と言動で、大人になれるように頑張りたい」と表情を引き締めた。