自民党が夏の参院選に向け、交流サイト(SNS)に特化した対策本部を事務局内に初めて設置した。関係者が7日明らかにした。深刻化する選挙期間中の偽情報拡散に対処する他、党の発信を強化するのが狙い。各党がSNSの影響力を重視し、取り組みを強化しているため、本腰を入れる必要があると判断した。
党広報本部や選挙対策委員会、組織運動本部の職員らを中心に構成。自民に関わるSNS上の偽・誤情報を覚知し、打ち消すことを想定している。幹部は「最近は党勢低迷も相まって党全体の発信力が弱まっている」と語り、動画を活用した効果的なアピールを模索する考えを示した。