農林水産省は8日、国税庁や文化庁と協力し、大阪・関西万博の会場にブースを出展し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」など、食や農林水産業の魅力をアピールした。山本佐知子農水政務官は式典で「食や日本の風土、歴史のつながりをいま一度考える機会になればうれしい」と述べた。出展は15日まで。
ブースでは「伝統」「多様性」「未来」をつなぐ観点から、農業遺産や和牛、農林水産業のスマート化などを紹介。酒蔵をイメージしたスペースもあり、日本酒やワインなど日本産酒類が試飲できる。
大阪と仙台の両国税局も今後、万博会場で伝統的酒造りの魅力を発信する。