バスケットボールのB1北海道に加入し、記者会見でポーズをとる富永啓生=9日、札幌市

 バスケットボールのBリーグ1部(B1)北海道に加入したパリ五輪日本代表のシューター富永啓生(24)が9日、札幌市内で記者会見し「ここに来ることが、目標の(米プロ)NBAに行く一番の近道だと思った」と移籍の理由を説明した。今季はNBA下部Gリーグのマッドアンツに所属したが、出場機会が限られていた。年俸はチーム史上最高額という。

 富永は、新たにチームの指揮を執るトーステン・ロイブル氏の存在も、決断を後押ししたと説明。育成年代の日本代表で指導を受けた縁があり「自分の強さを引き出してくれたコーチの一人」と信頼を口にした。