斎藤元彦兵庫県知事の疑惑文書問題を巡る「兵庫維新の会」の対応について日本維新の会が設置した調査委員会が9日、報告書を公表した。斎藤氏が議会の不信任決議を受け失職後、再選された知事選などで「党利党略、政争に明け暮れ、県民の信頼を失っている」と指摘。ガバナンス(組織統治)が欠如し「組織そのものが崩壊する可能性もある」との危機感も示した。
兵庫維新は、斎藤氏の疑惑を告発した元県幹部の私的情報を漏えいするなどした問題で、県議3人を2〜3月に除名、離党勧告とし、日本維新が再発防止のために調査委を3月に設置した。
だが、9日発表の報告書には漏えい問題への直接的な言及はなかった。