市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は9日、核兵器廃絶を訴える署名を集め、国連機関へ届ける「高校生平和大使」の28代目のメンバーを発表した。18都道府県の高校から24人を選出した。14、15日に広島市で研修と結団式を行う。
広島から選ばれた広島市立基町高3年の中嶋胡桃さん(17)、ノートルダム清心高(広島市)2年の下田梨央さん(16)、福山暁の星女子高(福山市)1年の永戸あみさん(16)の3人が広島市役所で記者会見した。
曽祖父が広島城周辺で被爆し亡くなった中嶋さんは「平和のために何か行動したいと応募した。当たり前の日常の貴重さを伝えたい」と話した。