【台北共同】台湾の陳駿季農業部長(農相)は9日、今年1〜5月の台湾米の対日輸出量が前年同期比で6倍を超える7759トンになり、既に昨年通年の2倍近くに達したと明らかにした。今年通年で1万トン突破が期待できるという。台湾農業部が陳氏の視察先での発言を発表した。
農業部は、日本でコメ価格が高騰し消費者の間で不安が高まっている状況に触れた上で「台湾米は栽培技術、品質管理、食感が(日本米に)近い」と指摘。日本市場で有利だと強調した。
陳氏は日本の流通業者との交流会などを通じ、日本市場の開拓を促す方針を表明。台湾米の品質と販売競争力の向上を引き続き目指すと訴えた。