中国新聞社など西日本の地方紙6社は9日、地域の魅力を発信する連携企画「ふるさとの光」発見プロジェクトの第4弾を発表した。今回は広島県庄原市が舞台。国の名勝・帝釈峡や和牛ブランドの比婆牛、比婆山での目撃情報が全国で話題となった「ヒバゴン」など18件が選ばれた。
庄原DMO(観光推進機構)の関係者、地元に精通したガイドやライターに市外に住む学生も加わった計7人が、観光、グルメ、パワースポット・歴史のジャンルごとにそれぞれ6件を選定。存廃が議論されているJR芸備線のレトロな駅舎など、紹介されることの少なかった“名所”も取り上げた。
広島市で開かれた発表会で、中国新聞社の岡畠鉄也社長は「この取り組みが地域課題の解決、さらには地域経済の活性化に力強く貢献するものと確信している」とあいさつ。特別協賛するJR西日本の長谷川一明社長は「『ふるさとの光』を知り、実際に訪れてくれることを期待している」と述べた。
プロジェクトは北國、福井、京都、神戸、山陽、中国の各新聞社でつくる実行委員会が主催。