自民党の野田聖子衆院議員らが9日、小泉進次郎農相と面会し、日本酒の原料となる山田錦などの「酒造好適米」について、新たに補助金の対象とするよう求める決議書を提出した。コメ価格が高騰しており、安定させることで蔵元の原料米確保を支援する。
提出したのは「国酒を愛する議員の会」。決議書では、飼料用や加工用のコメが対象の補助金を酒造好適米にも適用するよう求めた。金額も現行の2倍の10アール当たり4万円に引き上げることを要請した。
日本酒や焼酎を積極的に輸出できる環境整備も要請した。野田氏は面会後、記者団の取材に「日本酒は外国でも評価されている。安定的な制度を求めたい」と述べた。