ハーベイ・ワインスタイン受刑者=2024年7月撮影(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州地裁の陪審は11日、性的暴行の罪に問われた映画界の元大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン受刑者(73)に有罪評決を下した。米メディアが伝えた。2020年に州地裁で有罪となったが、不適切な証人出廷があったとして州最高裁が昨年4月に差し戻していた。

 ワインスタイン受刑者のセクハラ疑惑は17年に発覚。これを機に被害を告発する「#MeToo」(「私も」の意)運動が広がった。ロサンゼルスの裁判所でも強姦などの罪で禁錮16年の判決を受けており、服役中。

 陪審は06年の女性2人に対する起訴内容のうち、1人への性的暴行を認めて有罪とし、もう1人への行為は無罪と判断した。