大阪市立小学校の給食で、食器に付着していた金属片=5月(渕上浩美大阪市議提供)

 大阪市は13日、市立小学校の給食で一部に異物混入や食器の汚れが頻発しているとして、4月に参入した民間事業者との契約を20日付で解除すると発表した。配膳遅れも続き、不信感から弁当を持参させる家庭も出ていた。23日から当面は市の調理員による提供に切り替える。

 関係者によると、業者は市内の小中学校約40校の給食事業を受託。このうち東住吉区の小学校で(1)金属片や手袋の破片混入(2)食器汚れで一部メニューの提供を中止(3)調理器具の使用方法が分からず提供に遅れ―といったトラブルが連日起きていると確認した。

 その後もトラブルは続き、不安を払拭できないとして当該校での契約解除を決めた。