京都市保健所は13日、同市中京区の「ホテル杉長」に修学旅行で宿泊していた千葉県船橋市立中の生徒97人と教員ら9人の少なくとも計106人に腹痛や下痢の症状が出たと発表した。発症者の便からウエルシュ菌が検出され、ホテルで調理された食事が原因の食中毒と断定。全員快方に向かっているという。

 保健所によると、6〜8日に生徒と教員ら計238人が宿泊し、提供されたすき焼きや焼き魚、サラダなどを食べた。9日にホテルが保健所に届け出た。保健所は13日、ホテルの調理室を3日間の営業停止処分とした。

 ウエルシュ菌は、カレーや煮物など加熱調理した物を放置することで増殖するとされる。