衆院事務総長(右から7人目)に再審制度を見直す刑事訴訟法改正案を提出する野党6党の議員ら=18日午後、国会

 立憲民主党などの野党6党は18日、再審制度を見直す刑事訴訟法改正案を衆院に提出した。早期の法改正を求める超党派の国会議員連盟が法案をまとめていた。議連には与野党380人以上が名を連ねるが、党内で法案への意見が割れる自民党や、公明党は提出に加わらなかった。今国会の審議入りはしない見通し。

 法案は、再審請求審で検察に証拠開示を原則義務付けるほか、再審開始決定に対する検察の不服申し立て禁止といった内容。立民のほかに国民民主、共産、れいわ新選組、社民、参政の各党が共同で提出した。

 再審制度を巡っては、法制審議会(法相の諮問機関)が4月に議論を始めた。