記者会見する日本新聞協会の中村史郎会長=18日午後、東京都内

 日本新聞協会は18日、東京都内で定時会員総会と理事会を開き、任期満了となる中村史郎会長(朝日新聞社会長)を再任した。2期目となり、任期は2年。

 中村氏は記者会見で、インターネット上には真偽不明の情報やフェイクニュースが飛び交っているとし、「ネット上の情報と報道機関のコンテンツの違いを社会に理解してもらうことが重要。新聞業界で横断的な取り組みが必要だ」と述べた。

 6月に新聞業界のジェンダーギャップ(男女格差)を議論する協議会を立ち上げたことにも触れ、「典型的な男性社会の体質改善をはかりたい」とした。

 副会長には、いずれも理事の長谷部剛日本経済新聞社社長、小坂壮太郎信濃毎日新聞社社長、大島宇一郎中日新聞社社長が再任された。